SEX PISTOLSのベーシストであるSid Viciousのセッション･ライヴ･アルバムからの曲を収録した日本編集盤。'96年リリース。私はちょっと歴史背景とかはよく分かってないのですが、本作にはデビュー前のSEX
PISTOLSのデモ音源や、THE VICIOUS WHITE KIDS, SID VICIOUS with THE IDOLSといったSEX PISTOLS解散後のバンドのライヴ音源が収録されてます。難しいことを考えなければ、私はSEX PISTOLSはそれなりに好きなので、懐かしく楽しんで聴きました。フランク・シナトラの"My Way"やエディ・コクランの"Cmon Everybody"のパンクなカヴァーは大好きです。ライナーには解散後の紹介が書かれていて興味深い。音楽らしきものを始めて、わずか３年で亡くなってしまったというのも壮絶な人生です。（純生）
HUTRBREAK WONDERLAND / WORLD'S END GIRLFRIEND
日本のポスト・ロック、エレクトロニカ・ミュージシャンによる'07年リリースのアルバム。初めて聴きます。ピコピコしたリズムやダブっぽい遊びの音もあるのですが、アコースティック･ギター、弦楽器や管楽器が静かに美しいメロディを奏でている。なので、ポスト・ロックとかエレクトロニカとか私の想像する音楽とはまた違う感じ。静かな曲なのに、リズムだけアグレッシヴ速く刻まれたりするあたりは、ゴシック･メタラーの自分によっては想定外で新鮮に聞こえる。メタルのアグレッシヴともインダストリアルのアグレッシヴとも違うから。"Years of Choke"はそんな最たる曲。繰り返されるメロディがまたとても美しく頭に残る。（純生）GO TO HELL / GRAND TONE MUSIC
スウェーデンの女性Vo擁するポップ・バンド？の'03年リリースのアルバム。初めて聴きます。少し暗い感じのシンセや軽やかなアコギ？の音楽をバックに、おねいさんが気だるく歌ってくれるというもの。洗練されたポップなメロディです。シンプルだけど、歌メロがいいから、これでいいのか。スウェディッシュ・ポップとかいうやつか？
単純に明るいポップスじゃないのがいいですね。決して、個性的じゃないのかもしれないけど、こんなのは滅多に聴かないせいか、何気に気に入って聴いてしまった。ジャケットのやる気のなさがもったいない気がするのだけど。（純生）