オーストリアのロック／ポップスな男性Voによる'86年リリースの4th。全米チャートで４週連続をとったシングル"Rock Me Amadeus"が聴きたかったのですが、それは前作『FALCO 3』収録曲でした。本作はそのヒット曲ほど、はちゃめちゃでもないですが、オリジナリティあるポップな音楽を聴かせてくれますよ。大仰であり、繊細である不思議な音楽。そこに彼独特の歌がのっかってきます。こういうのは普段は聞かないから、とても新鮮であり、懐かしくもあります。英語盤と、ドイツ語盤？があるのでしょうか。私が手にしたのは英語歌詞の英語盤です。それとも、タイトルだけ英語になっているのかな？
明らかに英語じゃない曲もあるし。なお彼は'98年にドミニカ共和国で交通事故死しているそうです。ご冥福をお祈りします。（純生）
A MESSAGE FOR YOUR HEART / TORI AMOS
アメリカ出身の女性Vo。シンガー・ソングライターでありピアニスト。そんなに音源は聴いてないのですが、'92年のイタリアでのライヴを収録したブートを入手してしまいました。堂々とイタリア盤。彼女のピアノと歌だけによる実に生々しいライヴなのです。声色も綺麗だし、歌の情感たっぷりでとても上手いです。曲間のMCではお客さんと楽しく会話しながら。面白いのはLED ZEPPELINの"Whole Lotta Love"とNIRVANAの"Smells Lile Teen Spirit"のカヴァーをやってます。もちろんピアノのみなので、スローなアレンジ。前者のVoは情熱的です。熱いですよ。一方、後者はもっと暗いアレンジ。オリジナルに思い入れがないせいか、ほとんど分かりません（笑）。私にはね。（純生）UNDER THE YEW POSSESED / SORROW
'93年リリースの女性Voのアルバム。ネットで検索しても情報らしきものがヒットしないのですが、記憶が正しければ、イスラエルとかの中近東の故人じゃなかったかなあ。アコースティック・ギター、シンセによる爽やかなで穏やかな音楽をバックに、とても柔らかく優しい歌声で歌ってくれています。ポップな曲よりも、ヒーリング・ミュージックっぽい曲の方が魅力的かな。どこのとなく民族音楽っぽいメロディもあり。シークレット・トラックは宗教色が強いです。（純生）