同郷のSUM41、GOBらに続けとばかりに『MAYBE ONE DAY』('03年)をもってデビューを果たしたカナダ産メロディック・パンクNOT BY CHOICE。甘酸っぱいメロディから青春しているなぁ〜ということを感じるけれど、このなんとも表現できない情熱・興奮に共感できるのは若さゆえかもしれない。タイトル曲"Maybe One Day"(１曲目)からグイグイとリスナーを引っ張ってくれる頼もしさ、とびっきりキャッチーなメロディが堪らない"Miss You"(８曲目)で見せてくれる純粋さ。ある年齢になって過去を振り返るとき、ロックのなかでもこういうタイプこそ懐かしく思えるのだろう。心から応援したい!! （Little Rock）
TOO-RYE-AY / DEXYS MIDNIGHT RUNNERS
イギリスのパンク・バンドの'81年リリースのアルバムを、'96年にリマスターして、ボーナス・トラック８曲（！）追加して、再発したものです。オリジナル盤は持っているのですが、ボーナス・トラックにつられて買ってしまいました。SKYCLADもカヴァーしたことでお馴染みの（って、うそです。あまり馴染まれてません…）ヒット曲"Come On Eileen"収録です。パンクといっても、サックスやトロンボーン、フィドルも入るし。ポップで、キャッチーなメロディが溢れています。"Come
On Eileen"を筆頭に、陽気でいい曲が多いです。ボーナス・トラックには"Come
On Eileen"のライヴ音源もあって、中間部がだらだらしているのが、ライヴならではです。他のボーナス・トラックは違うMixとか、アルバム未収録曲とか。 （純生）MONUMENT THE SOUNDTRACK / ULTRAVOX
子供の頃、ULTRAVOXを好きな友達がいたので、結構聴いていたのですが、私の中では近年再評価中のバンドです。もっとも私が知っているのは、Midge Ure時代のだけですけど。安い値段で売られていると買ってきてしまいます。'70年代からイギリスで活動している暗いニュー・ウェイヴ・バンドです。ゴシック・メタル・バンドにも支持されているようで、これまでCELESTIAL SEASON, CENTURYがカヴァーをしています。またPAINも次作でカヴァーする予定とか。で、本作は'83年リリースのライヴ・アルバムです。オープニングのインスト曲を除いては７曲、全て代表曲なようで、私は全て覚えていました。どの曲も好きなのですが、特にノリがいい"Hymn"がより気分が高まるかな。どよーんと心沈むような暗さを持っていますが、そこに一筋の光が差し込むかのような明るさもある…そんなのが私のこのバンドに対するイメージ。（純生）