'98年の邦画アニメのサントラです。音楽は青木望、音楽監督はキース･エマーソンです。なので、プログレ。全体的にはシンフォニックな音楽性で、繊細な美しさはあるけども、いまいち盛り上がりには欠ける感じです。ただ、中盤の"甦る使命"はぐっと盛り上がってくれる。ラストの"Challenge Of The Psionics Fighters"もエマーソンぽく盛り上がってくれる。この２曲は気に入りました。メイン･テーマの"Children Of The Light"はローズマリー・バトラーなんて、懐かしい名前の女性Voが歌ってます。作曲と演奏はエマーソン。歌ものにしては派手さがなく、地味な歌メロかなあ。バックのサウンドはエマーソンであることを思い切り主張しているけども。映画は見たことないし、全体的にはいまいち。（純生）
HERGEST RIDGE / MIKE OLDFIELD
'74年リリースの2nd。長い曲が２曲というMikeらしいアルバム。1st『TUBULAR BELLS』に比べると地味かなー。そして起伏がないかな。"Part One"は静かな繊細な音が繰り返され、所々でエレキ･ギターが入ってくる。後半のエレキ･ギター、クワイヤ、ベルの盛り上がりは流石に素晴らしく、わくわくさせてくれる。前半のだらだらしたパートはエンディングの為にあるのだ！と言われればそうかもしれないですけど。一方"Part Two"のほうは序盤から飛ばしてくれる。女性Voも素敵で、ぐっと気分が高まる。突然、うねうねと気持ち悪いシンセが鳴り響くのもアグレッシヴでいい。でもエンディングは突然に、静かに終わってしまう。ネットで検索したら、アナログとこのCDではミックスをかなり変えているらしいです。（純生）