SHOGUN
 今回は純粋な沖縄ロックではないです。ちびこと宮永英一琉球マジックのプロジェクトを一緒に行ったのがCasey Rankinなる外国人です。彼のことは琉球マジックを通して知りました。SHOGUNなるバンドを率いていたこと、多くの映画やCM、アニメなどの作曲やプロデュースに関わっていることなど。知った後は、SHOGUNのアルバムを見つければ買ってました。初めて紹介することになりますが、今回聴いたのは'80年リリースの『YOU'RE THE ONE』です。
 で、今回紹介するにあたりネットで検索してみたら、詳しい紹介ページが出てきました。詳細を知りたい人は下のURLをチェックしてもらうとして、概要を書くと、SHOUGUNだけで10枚以上、ソロ名義でも10枚以上のアルバムをリリースしています。'46年アメリカ生まれで、'71年に来日以降は日本に腰を下ろしてます。ソロ・アルバムがアメリカでもリリースされてますが。作詞・作曲・編曲・プロデュース、G/B/Piano/Key/Voをこなすマルチ・プレイヤー。松田優作『探偵物語』BAD CITYの作詞作曲が一番分かりやすいかも? 近年も国内を精力的にライヴ活動や、新人育成などを行っているようです。
 とここまで書いて、凄い人なんだなーと思ったわけで、今聴いているアルバム自体はそんなに面白くないのになーとか思っていたのに、急に心地よく聞こえてきてしまったりします…こういうのを権威主義って言うのですよね;
 琉球マジックでも聞こえてきた、爽やかな声色。歌っているのはCasey Rankinなのでしょう。チビの声色にも似ている。日本人メンバーが他に5人います。サウンドは、非常に爽やかな大人のロック。音が詰まっていることは全然なくて、音の一つ一つに意味があり、非の打ち所のないような音楽を形成している(権威主義が続いてます)。歌詞は全部英語なので、日本っぽくはないです。刺激は全然ないけど、こういうのも悪くないんじゃないかと。他のアルバムも2枚ぐらい買ってあるので、そのうち紹介します。 http://www.pure-records.com/artists/casey/casey.html     (純生)