'99年リリースのベスト・アルバム。私は初期のハードコア時代のアルバム『DEADSONG』しか聴いたことないのです。ライナーにも書いてありますが、このバンドの良さは音楽の枠に捕らわれていないところなのでしょうか。ハードコアでは収まらない、広い意味でのロックをやってます。ハード・ロックであり、明るいパンクっぽいのもやっているし。でも、そういった曲よりも、やはり思い入れのある"黙示録"の暗くて怖い雰囲気だとか、ハードコアなのにとても歌メロがメロディアスな"Dead Song"が今も好きかな。初めて聴いた曲の中では、歌メロが切ない"Regina"が気に入りました。全然パンクじゃないな（笑）。（純生）
RED / END OF SILENCE
イギリスのへヴィ・ロック・バンドの'06年リリースのアルバム。ゴシック・メタルのコーナーから拾ってきたのになあ…。でも、エモーショナルな男性Voの歌メロはいいし、へヴィなサウンドのバックにはストリングスの音とかが入っていて、ネット検索でヘヴィ・ロックとカテゴライズされていることを知らなければ、無理やりゴシック・メタルっぽさもある！とか書いていたかも（笑）。まあ、男性Voは優しくも歌ってくれるけども、力強くも歌ってしまう。そんなところは今風なのかな。まあ、バックのストリングスの音なんかも、EVANESCENCEに影響を受けた感じもします。なんか、結構話題になったようですが（シーンのこと全然知りません…恥）、それも頷けるようなできばえですね。正直、とてもいいかも。ジャケットはひどいけど。（純生）STRONGER THAN DEATH / BLACK LABEL SOCIETY
元OZZY OZBOURNE BANDのギタリストZakk WyldeによるBLACK LABEL SOCIETY名義の'00年リリースのアルバム。ドゥームというか、ストーナーというか、髑髏のイラストがそんなイメージだからか、ジャケットにはZakk Wyldeとクレジットされちゃっていますよ（笑）。このバンドを聴くのは２枚目ですが、Ozzyとも、彼がこの前にやっていたPRIDE & GLORYとも違って、むちゃくちゃヘヴィで、ギターはうねっているしで、ストーナー・ロック的な男臭い音楽性はとてもかっこいいですね。Ozzyのバンドの元ギタリスト…なんてイメージだとギター・ヒーローってのが普通ですけど、ここではそんなイメージはまるでなし。速弾きとかないですもんね（笑）。しっかりと自分のやる音楽を持っているってのはいいなあと思います。加えて、Zakkの声がまた、男らしくていいですよね。私の好きなジャンルとか関係なく、いいアルバムと思います。（純生）