イタリア出身のバンドの'99年リリースのアルバム…てゆうか全然知らないバンドだったけど、中古ゴシックのコーナーにあったので拾ってきました。ゴシック・メタルといえなくはないサウンドだけども、ずばり正統派メタルなのでしょうか。ゆったりとした楽曲が多くて、FATES
WARNINGっぽいかも。Voはしっかりと歌える人で、Jeff
Tateを弱くした感じ。歌メロも印象的でなかなかいいです。ネット上で検索したら、すぐに見つかりました。全然ゴシック・メタルじゃないじゃん！
イタリアン・メタルのTIME MACHINE. WHITE SKULL, EDDIE ANTONINI,
MESMERIZE, SKYLARK, N8, MOON OF STEELのメンバーが参加したスーパー・プロジェクトなのだとか。プログレ・メタルなのだとか（確かに曲は長い）。てゆうか、スーパー・プロジェクトというわりには、楽曲は地味な感じがします。 （純生）
CAKE AND PIE / LISA LOEB
もうここまで来ちゃうと、果たしてISEに書くネタとしては適切か？なんて疑問は全く考えないで書いているのですが、とりあえず新譜系はこういうのばっかり聴いているので、たまにはレビューしてみたいと思います。このリサ・ローブは'94年に"Stay"を大ヒットさせて有名になった女性シンガー・ソングライター。でもデビュー当時はNINE STORIESというバックを率いてバンド形態で活動していましたね。この『CAKE AND PIE』は昨年('01年)末にリリースされた最新アルバムで、通算3枚目です。セカンドの『FIRECRACKER』が'97年だから、実に4年ぶりのリリースというわけ。アコースティックをベースにしたサウンドもそうですが、女教師系とでも言うようなクイッと曲がったメガネがトレードマークで、ちょっとオシャレなミュージシャンみたいな感じで一般誌にも時々出てくる人です。前置きが長くなったけど、アルバムの内容に行きましょう。この人の場合、"Stay"のインパクトが大きかったために、フォーキーなシンガー・ソングライターみたいなイメージが固定化されているような気もしますが、アルバムを聴いてみると、実際にはジャンジャカエレキギターを掻き鳴らす曲もあれば、元気よく突っ走るタイプの曲もあり、全体的にはいかにも'90年代のロックみたいな感じだと思います。このサードアルバムでも、基本的なイメージは一緒かなぁ。アルバムの前半は、想像していた以上に暗いメロディが多く、それは時として「泣き」と表現したくなるほど。この人にハマっているのは、このメランコリックなメロディのゆえ、ということなのかもしれません。あと当然ながらポイントは、本人の歌声。よくロリ声ロリ声と評されますが、単なるロリータボイスということ以上に、この人の声には１回聴いたら心がムンズと掴まれてしまうような、そんな素敵な声をされています。握力がある声とでも言おうか。それでメランコリック・メロディだから実に弱いのよね。個人的にはセカンドよりも本作の方が気に入りました。もうすでに、マイペースで活動している感じなので、ツアーとか組むのかどうか分かりませんが、もし日本に来るのであれば是非見てみたいと思っています。 (hatch)DUBLIN 1975 / THIN LIZZY
『FIGHTING』がリリースされた後のライヴを収録したブート。５曲と非常に少ないのですが、"Wild One"とか"For Those Who Love To Love"をライヴで聴けるのは珍しいかも。ボーナス・トラックとして、TV用の"Shades Of A Blue Orphanage"の歌詞？をPhilが朗読しているものが収録されています。（純生）