元BANGLESのメインのVoだったおねいさんの'96年リリースの2ndソロ。1stソロ『WHEN YOU'RE A BOY』から５年ぶりとか。ちなみにBANGLESは私は大好きでした。んで、1stソロはBANGLESとは違って、彼女の可愛らしさが全面に出たアルバムでした。舌っ足らずの歌声と、上品なポップさのある楽曲の可愛さにしびれたものさ。ところが、さすがに５年は長いっす。彼女も私も変わっている。舌っ足らずの歌声は健在ながらも、なんかハスキーがかってもいます。もっと大人になったということか。そして楽曲も大人になったのか、ポップスというよりも、上品でシンプルなロックという感じか。アコギ・ギターの音色が目立ちます…彼女にはなんとなく似合わないと思うのですが。日本盤はボーナス・トラック３曲収録です。もう廃盤ですけど。 （純生）
ODYSSEY / TAROT'S MYST
STORMWITCHのメンバーが絡んでいるドイツの4人組の'99年の作品。'80年代のB級ヨーロピアン・メタルそのもので、「よくやってくれた！」と言いたい。ヴォーカリストはZARのThommy Blochで、ZARは好きではないですけど、叙情的なメロディを唄う彼の湿った声がすごく気に入りました。超クサクサのギター・メロを持つ"Troja"は最高です。私は輸入盤で買ったのですけど、日本盤はボーナス・トラックが2曲入っているようです。 （bitter）
AVANTASIA-THE METAL OPERA- / TOBIAS SAMMET
ドイツのEDGUYのVoによるロック・オペラ・アルバム。'00年リリース。AYREONのようなものを期待すると、ちょっと「あれ？」と思ってしまう。マイケル・キスク、アンドレ・マトス（元ANGRA）などなど、私でもわかる？豪華なメロディック・スピード・メタル系のVoが、メロディック・スピード・メタルの曲をそれぞれが歌っているというだけ…オペラというよりも、豪華ゲスト参加のソロ・アルバムという感じ。アルバム内において、起承転結が感じられない。速くてかっこいい曲が続いちゃいやーん。最後のほうには１曲で次々とVoが変わる、私が期待するようなオペラっぽい曲もありますが。ただ、楽曲は素晴らしいです。分かりやすいです。私でも覚えました。なんか昔から馴染んでいる曲みたい…目新しさはないですが。あっ私はEDGUYは聴いたことありません。目的はWITHIN TEMPTATIONのシャロン嬢も参加しているからです。１曲だけですが、スローでいい感じの曲を男性Voと歌いわけている。とてもかわいい歌声でその点は満足です。でも、AYREONでのシャロン嬢の起用方法に比べると全然物足りないです。なお、この曲にはイーリアン・パイプの楽器の音色も聞こえてくる。他にはカイ・ハンセン、ティモ・トルキ、ロブ・ロック、VIRGIN STEELEの人などが参加している。 （純生）
