REIGN OF LIGHT / SAMAEL
スイスのゴシック・メタル・バンドの'04年リリースのアルバム。先行シングルの"Telepath"は先に聴いてまして、かなりきついぴこぴこだけども、デス声で力強く歌い、オーケストレーションっぽいシンセがバックに奏でられていて、とても個性的なサウンド。久しぶりとはいえ、SAMAELらしさを見失わずに、いい曲を作ってきたなって感じでした。知的な感じがする。そしてアルバムの他の曲もいい曲多いですよ。デジタルが一番きついのが"Telepath"という感じですが、他の曲もゴシック・メタルというよりもゴス/インダストリアル。でもゴシック・メタルぽさを残しているのがいい。オープニングの"Moongate"はオリエンタルなメロディ入り。もう1曲"Heliopolis"も名曲扱いです。この曲もオリエンタルなメロディ、女声コーラス入りです。そして、"Telepath"のような音の深みのあるシンセがとてもいいです。"Telepath"に雰囲気似ているかも。最初は別ヴァージョンかと思って聴いていたぐらい。って、そんなには似てませんけど。てゆうか、こちらの方が好きかも。(純生)
ASHES / TRISTANIA
ノルウェーの男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドの4年ぶりの'05年リリースの4th。4年の間にメイン・コンポーザーだったギタリストが脱退し、まるで同じサウンドのSIRENIAを結成。バンドはNAPALMレーベルを離れ、SPVレーベルへ。これはサウンド変わるなあ!という期待があったのですが、期待通りサウンドが変わりました。でもねー、地味ですねー。変わったことはいいけど、これはちょっとがっかりかも。シンフォニックではなくなりました。合唱隊もいなくなりました。曲によっては合唱隊っぽくなっているけど、これまでとは違う感じ。ヴァイオリンもなくなりましたが、変わりにチェロがゲストにより演奏されてます。Voが3人になっています。男性Voが2人いるのですが、聴いていても分かりませんでした;
デス声で歌っているのと、普通声の人の違いかな?
ピックアップできる曲はなし(苦笑)。これがニュー・バンドだったら、なかなかクオリティが高いし、今後に期待!とか思えるのですが、過去に名盤、そしていくつもの名曲があるだけに、本作では満足出来ません。おねいさんの歌声は相変わらず素晴らしいのが、せめてもの救いかな。同系バンドのSINS
OF THY BELOVEDが解散してしまったので、頑張ってほしいのですが…。 (純生)
FALLEN ANGEL / L'AME IMMORTELLE
オーストリアの男女Vo擁するエレクトリック・ゴシック・バンドの'05年リリースの5曲入りシングル。『GEZEITEN』アルバムからのシングル・カットですね。4曲は未発表音源とか。アルバムは未だ聴いていません。シングルは見つけたら買っておけが鉄則なので;
タイトル・トラックは静かなバラードで、おねいさんの歌声は素晴らしいけども、正直物足りない感じ。"Broken"はぴこぴこがかなりきついけども、明るくのりのりでいいかも。"Calling"のみ男性Voが入ってきます。最初はしっとり、途中からぐっと盛り上がる感じ。歌メロが重視されていて、ゴシック・メタルっぽいです。ギター・リフもざくざくしているし。てゆうか、ギター・ソロが入っていてびっくり!
もしかして、Solar Ice RMXというリミックスになっているからかなあ?
以前にも思ったことですが、こういう曲はLACUNA
COILみたいで、ゴシック・メタル・ファンにも強くうったえるものありますよ。デジパックの本作にはおねいさんの写真がないのがとても残念。(純生)