フィンランドのゴシック・メタル・バンドの'95年リリースの1st。がなり声の男性Voが歌います。適度に遅くて、適度にメロウで。速い曲もやってます。でも決定的な美しいメロディとかそういうものは皆無。だらだらした空間に、印象的なシンセが入ってきたりもするけど。ゴシック・メタルには違いないけども、あまり面白くないかな。ま、リリースされた時代を考えると、まあこんなもんかな。ラストの曲ではダブみたいなリズムを取り入れて、変なことをやってる。リリースされた時代を考えると、ちょっと凄いかもしんない。バンドのサイトが消えずに残っているのにはびっくり。http://www.blackmetal.com/~mega/wings/index.html （純生）LONGING FOR DEATH / ATROCITY
今をときめくドイツのゴシック・メタル・バンドが未だデス・メタルだった頃の、'92年リリースの2nd。アルバム・タイトルが『TODESSEHNSUCHT』となっている場合もありますね。私のは『LONGING〜』なのですが…そしてボーナス・トラック１曲付きですが、再発されたとかで、その時にタイトルが変わったのでしょうか？？
さて、サウンドは凄まじく変態なテクニカル・デスをやっていますよ。速いところはきちっと速く。でも、だらだらしたところは、と複雑な流れでテクニカルなサウンドで展開していってます。ベース・ラインも魅力的だし、高い音色のギターも流れるようにメロディが変化していきます。デス・メタル・ファンに高い評価がされるのも納得です。（純生）
UNDER THE SIGN OF THE SACRED STAR - PEACEVILLE / V.A.
イギリスのゴシックなレーベルPEACEVILLEが'96年にリリースしたコンピレーション。既発曲ばかりだと思うのですが、中古で安かったので念のため購入。何曲かExclusive扱いになっていますが、その後には世に出ているのでしょう。オープニングはANATHEMAを脱退したDarren J WhiteによるTHE BLOOD DIVINEの名曲"Aureole"…この曲はいいわー。ちょっと前にTHE BLOOD
DIVINEのアウト・テイク集でも再認識したけど、またここで聴けて幸せ。ANATHEMAにはない速さがここにはあります。ANATHEMAにあるだらだら感もある。サビの高揚感がたまらなくいいです。一方ANATHEMAはDarren在籍時の"A Dying Wish"…だらだらしつつも、だんだんと盛り上がっていく展開が素敵。心が躍ります。文句なしに名曲だなー。PARADISE LOSTは"Eternal"…この曲は少し前にETERNAL OATHのカヴァーを聴いたばかりなので、なおさら評価中。『GOTHIC』ではタイトル・トラックも文句なしに好きだけど、この曲もおざなりには出来ない。盛り上がりはやっぱり素晴らしい。名曲です。AT THE GATESの"The Swarm"…私はAT THE GATESではこの曲が一番好きです！
このバンドはヴァイオリン入りデス！という認識なので、イントロにおける物哀しいヴァイオリンと、そこにギターがシンクロして始まるとこがとてもかっこいい。本編に突入してかれはわりとどうでもいいかな（笑）。他にはMY DYING BRIDE, DOMINION, PENTAGRAM, AUTOPSY,
VITAL REMAINS, MORTA SKULD, PITCH SHIFTERを収録。 （純生）