オランダのブラック・メタル・バンドのおそらく'01年に出された作品です。さて、このバンドは、クッサクサなシンフォニック・ブラック・メタルを演っているのですが…ヴォーカルが何て言うか、迫力がないと言うか…物足りない感じです(泣)。自分的に、ジャンルはちがいますが、このORDO DRACONIS、暗黒版FRETERNIA、もしくはSHADOWS OF STEELのような感じです…(汗)。結論として、この作品、「自分は、メロディークサクサ主義だっ!!」て言う方にしか、お勧めできない一品ですね…。 (クサブラメタラー)
SONGS FOR THE WITHERING / RAPTURE
SPIKEFARMからのフィンランドのゴシック・メタル・バンドの'02年リリースの2nd。1stもとても良かったけども、ワン・パターンなのが気になったところでした。この2ndではそれを克服して、もっと様々な表現によるのあるゴシック・メタルをやられています。ずばり言って素晴らしいです。先に言っちゃいますが、名盤です。Voは力強いデス声だけでなく、爽やかな普通声も多用しているのがいいです。このバンドはデス声がかっこいいです。"Gallows"なんて、のりのりでメロディアスなフレーズ溢れる楽曲なのに、デス声でそんなこと気にせずに歌っているのですよ。違和感があるとことが面白くて好きです。昔ながらの正しいゴシック・メタルに最近の流行のロマンティック・ゴシックを上手く調和させた感じかなー。そんなロマンティック・ゴシックの影が見えるゴシック・メタルなんかいやだよーという人には、ラストの"Farewell"が超お薦め。まるでANATHEMAのように、だらだらと、そして暗く美しいメロディを奏でてくれています。曲のエンディングでは同じメロディを繰り返されてしまい、とてもいい気持ちになったまま静かに土に帰れそうです。 （純生）FALSCHE FREUNDE / SALTATIO MORTIS
ドイツのトラッド・メタル・バンドの'03年リリースの4thからの５曲入り先行シングルです。NAPALMレーベルです。初めて聴きます。ドイツ語で歌っていて、パイプ入りで、デジタルで、ゴスっぽい…ということで、IN
EXTREMOそっくりです； こちらの方がもっとぴこぴこしているかも。タイトル曲が４ヴァージョンも入っていて、なんちゃらミックスとかはもっとぴこぴこです。もう１曲はKISSの"God Gave Rock & Roll To You"のカヴァーです。KISSのノー・メイク時代の選曲というのが、渋いですね（正しくはKISSもカヴァーで、オリジナルはARGENTです）。まあ、パイプが、ぷーぷー鳴っている以外はオリジナルに忠実ですけど。って、それだけで充分に変かな。http://www.saltatio-mortis.com/ （純生）
DAS ZWEITE GESICHT / SALTATIO MORTIS
こちらは'02年リリースの2ndのようです。まあ音楽性は上のシングルと一緒。シングルと違って、彼らの個性の中においての様々なタイプの曲を聴くことが出来る。もっとざくざくしていて、力強い、よりIN
EXTREMOっぽい、かっこいい曲もあるなーとか。いや、一部の曲はIN
EXTREMOよりいいじゃん！とか。でも、結局はIN
EXTREMOフォロワーでしかないわけなんですけど。もっともっと、枠から飛び出して、面白いことしてほしいと思うけど。音的にはこのままで、RAMSTEINみたいに、ガッツがあって、かっこいい曲をやっちゃうなんてことは、そんなに難しくないことだろうし…とか勝手なことを思ったりしています。また1stからの２曲をリミックスして、アルバムの真ん中に収録しちゃうあたりは、凄い感覚だなあと思います。普通は一番後ろにつけそうなものなのに。 （純生）THOUGHTSPLINTER / SCHWEIGEN
おそらくはドイツのインダストリアルなゴシック・メタル・バンドの４曲入りシングル。初めて聴きます。オフィシャル・サイトは工事中なので、バンドの詳細も分かりません。女性の顔がジャケットに写っているのですが、メンバーは男ばっかりのようです。サウンドはかなりざくざくしたインダストリアルなギター・リフを持ち、男性Voは吠えまくり。一歩間違えば、PANTERAとか？
全然ゴシック・メタルじゃないという判断も可能かもしれません。でも、せっかく何かの縁で私のところに来たのですが、前向きに行きます。そう、憂いのあるゴシック・メタル心をくすぐるようなメロディをも持っています。ちょっとだけですけど。どの曲もワン・パターンなのが欠点ですけど。http://wwwstud.fh-zwickau.de/~andth/mainframe.htm （純生）