オランダの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'03年リリースのアルバム。音的にはピコピコだったエレクトリックを通り抜けて、ULVERもやっているトリップホップというサウンドになってしまった。って、トリップホップなんて、ULVERぐらいでしか知らないけど。で、そのULVERのTrickster.Gもゲスト参加しています。あの素晴らしい普通声で、"A Life All Mine"でAnnekeとデュエットしてます。で、サウンドがこんなになろうとも、Annekeの歌唱と歌メロの良さは何も変わっていないわけで、それがあれば充分に楽しめます。『MANDYLION』や『NIGHTTIME BIRDS』より好きになることはないけど、『MANDYLION』の続編を８年後もずっと聴かせられるよりはずっと健全的かも。1stシングルの"You Learn About It"がこのアルバムにおいては、普通過ぎる曲なのですが、歌メロがとても柔らかで優しくて気に入ってます。一方2ndシングルの"Monsters"はアルバム中、一番アグレッシヴな歌唱です。この曲が一番気に入りました。それにしても、ジャケットとかブックレットのデザインは意味不明。理解し難いです。 （純生）
PERPETUAL PAIN / HATE BEYOND
大阪のスラッシュ・メタル・バンドNARCOTIC GREEDのギタリストがフランスで見つけた外人Voと結成したニュー・バンドの'03年リリースのアルバム。リズム隊は日本人です。当初はこの外人Voを迎えてNARCOTIC
GREEDとしてライヴも行っていたようです。で、ギター・ワークが冴えまくっていて、ギター・リフのバリエーションの多さも充実。楽曲についてはNARCOTIC
GREEDそのままの良さを保っています。しかし、外人Voが…低いデス声は悪くはないのですが、NARCOTIC
GREEDでの狂ったようなハイトーンの凄いVoに比べると普通過ぎです。うーん…。 （純生）KINGS OF CHAOS / HECATE ENTHRONED
イギリスのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの'99年リリースのアルバム。元CRADLEのメンバーとかっていましたよね？ もうアルバム２枚ぐらい聴いているのですが、感想を書くのは初めてでした。まあ、ごりごりしているのがちょっと特徴あるけども、普通の分かりやすいシンフォ・ブラックです。疾走しています。私はちょっと疲れるけど。CRADLEとかDIMMUが好きな人はきっと気に入るでしょう。それらよりも、ずっと安く中古でも落ちているので、拾ってあげて下さい。私は買わなくてもいいかなと思ったのですが、１枚持っていると、他のも全部欲しくなってしまうという物欲を抑えられずに買ってしまいました。あまり期待もせずに；
短いインストで、ぴこぴこしたことやっていて、お！と思ったけども、本編ではそんなことやってくれていません。 （純生）THE SACRAMENT / HIM
フィンランドのロマンティック・ゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの4th『LOVE METAL』からの３曲入りシングル。このシングルは５曲入りデジパックの豪華な方のを持っているのですが、200円で落ちていたので拾ってきました。なにげにジャケットのハートマークが豪華な方は２つあるのに、こちらは１つ…というわけでジャケ違いでもあります。ま、収録曲は豪華な方に網羅されちゃっています。タイトル・トラックのRadio
EditとAcoustic Version、それと"Buried Alive By Love"のライヴ。タイトル・トラックはイントロのピアノがとても切ない、いいバラードだなーと再認識。"Buried〜"の方はガッツがあって、速くてかっこいい！と再認識。 （純生）ERDBEERMUND / IN EXTREMO
ドイツの民族音楽ゴシック・バンドの'03年リリースの『7』からの２曲入りシングルです。タイトル曲はバグパイプも全開で、力強くパンチが効いた曲です。とてもいいですね。アルバム未収録曲っぽい"In Taberna Gloria"はもっと速い曲。この曲もかっこいいです。前作『SUNDER OHNE ZUGEL』は正直、地味でいまいちだったけど、今回のアルバムは期待できそうですね。って、まだ『7』は聴いてないのですよ。また"Kuss Mich"のVideo Clip収録です。キャッチーでこれまたいい曲です。メンバーの演奏主体ですが、もっとバグパイプ奏者を見せてくれー。という感じです。 （純生）