ノルウェーのブラック・メタル・バンドの'01年リリースの3rd。CENTURY
MEDIAから。正体不明でしたが、TRISTANIAとTHE
SINS OF THY BELOVEDにヴァイオリンでゲスト参加していて、最近ではTHE
SCARR名義でソロ・アルバムをリリースしたPete
Johansenが同じくヴァイオリンでゲスト参加しているという情報を知って購入してみました。ヴァイオリンのクレジットはありましたが、Jean-Philippe
Steverlynchとなっているので、違う人なのかもしれません。前作でもヴァイオリンが入っているみたいなので、彼が参加しているのはそっちかな？
ただ、このアルバムでちょびっと入ってくるヴァイオリンは彼のにプレイに似ている感じです。で、このバンド、バンド・ロゴに毛が生えているのがいただけないのですが、シンセを多用していて、モダンなサウンド。緩やかな曲調とアバンギャルドな展開はゴシック・メタルとカテゴライズしてもいい感じです。金切り声とアグレッシヴなところにはブラック・メタルの面影を感じます。またKISSの"She"のカヴァーをヘヴィに、ドーミーにやってます。選曲がしぶいっすね。最初、誰の曲か分からなかったです； （純生）
sea me / OLIVIA
メタルファンにも人気が高い作詞作曲、時にアレンジもこなす若い女性シンガーOLIVIAの、'01年６月発売とアナウンスされながら結局12月発売になってしまった久々のシングル。エイベックス・ディストリビューションからカッティング・エッジへ内部移籍？したようで、２曲入りになっている。カップリングはTOTOの"Africa"のカヴァー。曲調がハッピーなのでビックリしましたが、聴き込むうちにサビを口ずさむように。コーラスも自分の声を重ねていて良かった。アレンジはシャーベッツのKey・福士久美子も参加。実際、前シングルのカップリング"Grape Fruite Tea"や""Lettuce Garden"のような重厚で悲哀に満ちたゴシック・メタル調の曲を期待していたのだが上手いこと裏切られた感じ。各所で評価されているようなので今更かもしれませんがおすすめアーティストとしてご紹介。シングル"Color Of Your Spoon"収録の"Grape Fruite Tea", "Lettuce Garden"はゴシック・メタルとして聴けると思います。美しさと狂気のなかにひとさじ毒を加えた感じです。その他趣は違えど"Pass Me The Sugar"（シングル"Dress Me Up"収録）や"できない", "Escape The Flames"（シングル"できない"収録）などもお勧め!! http://www.avexnet.or.jp/olivia/ （keisi）
GLORY IN FLAMES / NORDEN
ポーランド出身のヴァイキング・メタルらしい。確かにジャケットは船のイラストです。ヴァイキング・メタルらしい、トラッドっぽいアコギと素朴なVo。くさくさメロディのヴァキングではありません。上品なヴァイキング。悪くないんですけど、印象薄いかな。上品なのは私には似合わないのかも。 （純生）