イタリアのプログレッシヴ・デス・メタル・バンドの'93年リリースのデビュー作。今頃聴いてますが、これ凄いですね。いえ、2nd以降で凄さは分かっていたはずなのですが、なんかもっとデス・メタル寄りで、スラッシュ・メタル的なかっこよさもあって、そこにシンセとかが大胆に被さってくるので、非常にわくわくします。洗練しすぎていない、ちょうどいいデス・メタルとプログレのバランスということか。ギタリストがシンセやピアノも兼ねているのですね。この人天才だなと馬鹿っぽい表現を思いつく自分。 （純生）
SOUNDS OF COMING DARKNESS / SCHIZO
イタリアのブラック・メタル・バンドの'94年リリースのミニ・アルバム。ギター・リフのざくざくが心地よくて、音楽性はスラッシュ・メタルなブラック・メタルでしょうか。メイクはしていないけど。ブラック・メタルとしては、私的にはいまいち面白くもないけど、スラッシュ・メタルとしてだと、DEATHみたいでもあるから、いいかもって思ってくる。特にこれといった名曲レベルは見つからないけど。'80年代中期に結成して、'10年に３枚目のフル・アルバムをリリースしています。地味に息の長いバンドなんですね。（純生）THE CREATION / SINS OF OMISSION
スウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンドの'99年リリースのデビュー作。きらきらメロデスです。いいメロデスではあったけど、似たようなバンドが多かったので、リリース当時は普通にいいメロデスの１バンドという程度の認識でした。でも、こうやって改めて聴いてみると、新鮮に聴けるのもあって、正直いいなーと思います。どの曲も違うメロディ、ちょっとした工夫があり、疾走一辺倒ではないし。Voも切れがよいすかっとしたデス声がかっこいい。Fredrik Nordstromがプロデュースしているだけあって、サウンドのクオリティも申し分ない。 日本盤はCRIMSON GLORYのカヴァーなどのボーナス・トラック付きでリリースされています。ちょっと聴いてみたい。（純生）