アメリカのドゥーム・メタル・バンドの'92年リリースの６作目。プロデューサーはバンドと共同で、Don Dokken！なのですが、特に音に影響はなし。あっても困るか。本作からVoはCOUNT RAVENの人に変わったそうですが、言われないと気がつかない程度の自分です。だらだらとしドゥーム。ちょっと淡々としすぎている感じもするけど。そこがいいのかも。ちょっと速い曲とかが入るとわくわくする。淡々としていない躍動感ある曲にわくわくする。アルバム後半の方が、そんな変化がある曲があって面白い。だらだらと淡々としているほうが真骨頂なのかもしれないけど。（純生）
OVERFLOW / EXPULSION
スウェーデンのデス・メタル・バンドの'94年リリースのデビュー・フルレンス・アルバム。EPとかスプリットとかもリリースしていますが、アルバムとしてはバンドの唯一の作品。ギター・リフにエッジがあって気持ちいいが、でろでろとしたドゥーミィーな音像もある音楽性。デス声はそんなに強力ではない。ちょっとだけメロディアス。デス・メタルとして聴くと、物足りなさはあるかも。ドゥーム・メタルとして聴くと、遅くないし…となる。ギタリストは初期TIAMATのメンバーだとか。そうか、初期TIAMATとは音楽性に共通な部分はあるかも。（純生）TOMB OF THE MUTILATED / CANNIBAL CORPSE
アメリカのデス・メタル・バンドの'92年リリースの３作目。彼らのアルバムの中でも一般的には名盤の方みたいです。ジャケットのアートワークも凄いことになっているし。でも、残念なのは私で、デス・メタルを代表するバンドの一つだってのに、聴くのは２枚目という。でろでろ感が少ない目で、からっと疾走するデス・メタルでしょうか。力強い轟音だけど、一つ一つは繊細なプレイ。テクニカルってほどじゃないけども、そういう部分もあるのね。整合性がある。ここから、もっとかちっとした音像のブルータル・デスへ派生していったのではなかろうかと勝手に妄想する次第であります。（純生）