スウェーデンのドゥーム・メタル・バンドCANDLEMASSの前身のバンドの'84年リリースの唯一のミニ・アルバム。そこにCANDLEMASSのデモ２曲を追加したものをMETAL BLADEが'90年にリリースしてます。ジャケットのアートワークも変えられてます。CANDLEMASSのリーダーであるベースのLeif Edling自身がよれよれで歌っているのが、非常に味わい深い（笑）。音楽性は基本的にCANDLEMASSに繋がっていくようなドゥームですが、"In God We Trust"などは疾走チューンですよ。CANDLEMASSデモの法では名曲"Demons Gate"もやっていますよ。なお、現在はオリジナルのアートワーク？でデモを６曲追加したものがリリースされている。でも追加されているデモ曲は違うものかな。（純生）
HEIRS OF THE NORTHSTAR / DARKWOODS MY BETROTHED
フィンランドのブラック・メタル・バンドの'95年リリースの1stフルレンス。韓国のHAMMER HEARTレーベルからのリリース。なんか珍しいというか面白いですね。ぢりぢりギター・リフで疾走。硬派だ。ギャーギャーとヒステリック吼え散らかすVo。ノルウェーのブラック・メタルのスタイルみたいですね。アトモスフェリックなシンセ入りで、もっと叙情的な楽曲もあります。ラストの"Yggdrasils Children Fall"は16分に及ぶ大作。（純生）SVENTEVITH(STORMING NEAR THEBALTIC) / BEHEMOTH
ポーランドのブラック・メタル・バンドの'95年リリースのデビュー作。初めて聴きます。暴虐さは保ちつつ、メロディアスで叙情的なブラック・メタルでしょうか。うっすらとアトモスフェリックなシンセも入ってくる部分もあります。ペイガン系というのか。物悲しいメロディであるのがいいです。そしてVoのただ叫んでいるだけではなく、そこそこ表現力があるのがよく、音楽性にマッチしている。オープニングの"Chant Of The Eastern Lands"が名曲レベル。短いシンセによる曲とかがアルバムの中間部に入っていて、これでアルバム自体がぐっとメリハリついている。いいアルバムです。（純生）