スウェーデンのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの'99年リリースのアルバム。NAGLFAR, BEWITCHEDのメンバーによるプロジェクトなのだとか。このバンドはブラック・メタルを聴き始めた頃に出合って、結構好きだったんですが、久しぶりに聴きます。感想を書くのも初めてです。冷たい感じのシンセのメロディがよくて、心が落ち着く感じの暖かいメロディもよいのですギターの音もとてもメロディアスです。疾走せずに、ゆっくりした曲主体なのも気に入っている理由なのでしょう。Voは普通にブラック声。いい曲が多いですが、ピアノの音が華麗な"The Serpent's Blessing"はシンセの音の広がり方もドラマティック。"The Spell"はNWOBHMのDEMONのカヴァー。メロディアスでいいなあ。オリジナル聴いたことないけども、ここではこのバンドの強みを生かしたシンフォニックなアレンジになっています。素敵過ぎます。（純生）
CRUSH THE RACE OF GOD / HEMLOCK
アメリカのブラック・メタル・バンドの'96年リリースの６曲入りミニ・アルバム。VOICE OF WONDERレーベルだったので、ゴシック・メタルかと勝手に思ってました； プリミティヴなブラック・メタルをやってます。演奏かなりチープですが、荒々しく、いかにもプリミティヴという感じはしっかりと聴こえてきます。それなりにメロディあります。Voは遠くのほうで常に絶叫している感じなタイプ。クレジット上はBALTH - LOED OF THE ABYSSとなっていますが、BassはNUCLEAR ASSAUL, BRUTAL TRUTHのDan Lilkerのようです。確かに頭がもっさーとしてます。（純生）THE PAST IS ALIVE(THE EARLY MISCHIEF) / DISSECTION
スウェーデンのブラック・メタル・バンドの'96年リリースの初期デモ音源集。1st『THE SOMBERLAIN』以降で聴けるメロディアスな面もあるのですが、もっとゴリゴリでアグレッシヴなデス・メタルをやられています。でも、そんな中にも存在するメロディが光っているのです。まあメロディアスな"Mistress Of The Bleeding Sorrow"や"Frozen"や"In The Cold Winds Of Nowhere"は1stにも収録されている曲ですけども。前身バンドであるSATANIZED名義の曲も２曲収録されてます。（純生）