アイリッシュ・トラッド・バンドDE DANNANの元Voの'97年リリースのアルバム。いつだかのDonal Lunnyのライヴにゲストとして来日も果たしています。私はアルバム聴くのは２枚目。以前聴いた『JUST IN TIME』もそうでしたが、楽曲は全てがアイリッシュというわけではなくて、カントリーぽかったり、ジャズっぽかったり、ブルースだったりします。とても明るくて楽しい曲を、感情豊かに上手く歌う女性Voです。声が大きくてはっきりしているのも素晴らしいです。DE
DANNANは凄いといいうか、Mary BlackもDolores Keaneも輩出しているわけですが、私は３人の中ではこの人が一番好きかもしれません。収録曲の中で、あっこの曲知ってるというのがありました。"Teddy O'Neill"はDE DANNANの曲です。彼女ではなくて、Doloresが歌っていた曲をリメイクしたんですね。とても優雅な歌曲です。ぞくぞくきちゃう。ブズーキ奏者でDonal
Lunnyも参加しています。 （純生）
NORTH STAR GRASSMAN AND THE RAVENS / SANDY DENNY
FAIRPORT CONVENTIONの歌姫が脱退後の'71年にリリースした１枚目のソロ・アルバム。脱退後には夫のトレヴァー・ルーカスとFOTHERINGAYというバンドを結成し、１枚のアルバムをリリースしている。このアルバムには、そのFOTHERINGAYとFAIRPORTのメンバーも参加しているようです。Richard Thompsonはエレクトリック・ギターを弾いているし、FAIRPORTでのインストのダンス・チューンがなくて、Sandyの歌曲のみが堪能できるってことで、FAIRPORTと変わりはないかも。それなりに、いい曲、いい歌ばっかりなのですが、これ！という曲は見つかりませんでした。でも、今後も彼女が参加しているアルバムは手当たり次第に聴いてみたい。"Down In The Flood"はBob Dylanの曲。 （純生）エコー / 遊佐未森
'98年リリースのアルバム。彼女の声は本当に特徴的で、力みのない綺麗な声をされてます。でも、私は彼女が歌っていれば許せるというレベルにあるわけではないです。けど、このアルバムはそこそこ良かったけど、めちゃくちゃいい！というわけでもなく。数曲でケルトが入っているので、お！と思って聴いてます。"レモンの木"はティン・ホイッスル入り。そしてフィドル・ソロも入ってきます。楽曲は全然ケルトじゃない明るい曲ですけど。"オーロラ"は静かな曲。ハープそして、ゆっくりとしたフィドル・ソロもあります。"The Road To Nowhere"はTHE BOTHY BAND〜NIGHTNOISEのTriona Ni Dhomhnaillが書いた曲です。Trionaと遊佐未森は一緒に活動しているので、書き下ろしの曲なのか、あるいはカヴァーなのか？
イーリアン・パイプが鳴り響く曲だけども、ケルトっぽい感じはしない曲です。ま、NIGHTNOISEもまんまケルトじゃないものな。"ミント"はのりのりの可愛らしい曲で、踊れそうなケルトなティン・ホイッスルのソロが入ります。 （純生）