VIOLIN MUSE / IKUKO KAWAI
 川井郁子…おそらくはクラシックの方のヴァイオリン奏者。'01年リリースの2nd。ケルトじゃないヴァイオリン奏者のソロ・アルバムを聴くのは初めてです。なので、非常に面白いです。様々な楽曲で、ゆったりと弾いたり、情熱的に、そしてアグレッシヴにも弾いたり。ゆったりした演奏なんかは、別に普通じゃんって感じで、さらーと抜けちゃうのですが、アグレッシヴな方はぐぐっとくるものがありますね。"四季"なんてのもやっていますが、ラテン調であったり、スパニッシュ調であったりする曲の方が面白いです。そして、ジャケットが素晴らしいです。真っ白なドレス姿のおねいさんが…この人、美形です。ロッテのチェコレート「紗々」のCMにも出演していた人のようです。http://www.ss.iij4u.or.jp/~ikko/Tempmirror/entrance.html   (純生)


THE BEST OF THE CHIEFTAINS / THE CHIEFTAINS
 アイリッシュ・トラッドの重要バンド。'92年リリースのベスト・アルバム。'70年代後半の音源のようです。ジャケットのメンバー写真…皆さん若いです。髪の毛もふさふさ。メンバー7人いるし…だんだん減ってきているのは…健康上に理由でしょうか; このバンドのアルバムでこんな時代のを聴くのは初めてです。'90年代になってからの、ロック・ミュージシャンがとかがゲスト参加しているのしか聴いていないので。で、特に飾り気のないアイリッシュ・トラッドをやられています。歌ものはちょっとだけなので、かなり素朴かも。それでも、ダンス・チューンのスリリングな演奏にはぐぐっときますね。歌曲の"Chase Around The Windmill"ORPHANがライヴでやっている曲かなー。"Toss the Feathers"はお馴染みの曲。   (純生)


HEYDAY : BBC RADIO SESSIONS 1968-69 / FAIRPORT CONVENTION
 ブリティッシュ・トラッド。タイトルが示すとおり、初期のBBCの音源で、まだフィドル奏者がいません。なので、全然ケルトっぽいものはなく、純粋に?ブリティッシュ・トラッドみたいです。それでも、エレクトリック・ギターが鳴り響いていて、素朴ながらも、心地よさを感じます。意外と退屈ではありません。FAIRPORTはここのところたくさん聴いているのに、知っている曲はラストのSandyの歌が素晴らしい"Percy's Song"だけでした。  (純生)